セラピューティックコーチングが有効な対象者
コーチングはすべての人に有用なモノではありません。
どんな姿勢をお持ちの方にコーチングが有効なのか?
次のレベルに進むにはコーチングが有効かもしれないと考えていらっしゃる方には、以下の文章が役に立つかもしれません。
(1)コーチングを利用するのに充分に強固だと思える自我の強さ
コーチングではあなたの持っている才能や適性を充分に現実化させることを念頭においています。
(2)失敗に対して前向きな姿勢
失敗=経験=フィードバック
「失敗は、ブレイクスルーや変化を起こす前に必要な、学習の一過程である」と受け入れ、自分自身の弱さや間違いを直視する姿勢が、コーチングを効果的なものにします。
(3)フィードバックを受け入れるオープンさ
“自分自身の言動に責任”を持ち、コーチから客観的なフィードバックを受けます(セラピュウテックコーチは、五感を用いた観察によって得られた事実について述べ、コーチ自身の判断や解釈を含めないように心がけます)。あなたは、うまく機能しなかったこと、訂正した方がいいこと、より洗練することができる部分などについて自分で判断し、さらに上のレベルに進むための足掛かりとして活用します。
(4)自己開発への本気の関与
「あなたは、心に抱負〈ヴィジョン〉を現実のものとするために、(他者の権利を尊重し、社会正義や道徳に反しない範囲で)どんなことでもしようという意欲がありますか?」という質問に「YES!」と答える姿勢が、コーチングを効果的なものにします。
(5)変化と変容に対する本気の関与
コーチングが扱うのは、新たなパターンの獲得、人生やモノの見方に対する変化、ライフスタイルの変化といったものです。コーチングを利用するあなたは、現状に満足せず、しばしば先行きの不透明さや未知の体験といった冒険自体に喜びを感じます。
(6)あいまいさや不安定を喜んで受け入れる
マズローは、欲求段階説で、さまざまな痛みを避けて安定や安心を求める下位欲求と、変化や多様性を含む自己表現や自己実現を求める上位欲求を区別しました。自己実現の欲求を満たすモノは、さらなる不安定(変化、多様性、新しいもの)に対する欲求を増幅します。
上述のような考えが出てくるのは、「セラピューティックコーチングは“変化の専門家”であって、クライアントの従事している分野の専門家ではない」という前提があるためです。
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